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時計が持つ機能は、今や数々ありますが
中でも複雑機構の代表格と言えば
『トゥールビヨン』を思い描く方も多いと思います。
世界3大複雑機構の1つとも言われる『トゥールビヨン』。
一体どんな機構なのでしょうか?
今回は『トゥールビヨン』について
少し掘り下げてご紹介していきたいと思います。
フランス語で『渦』や『疾風』という意味を持ちますが、
そもそもこの機構が開発されたのは1800年頃と言われています。
当時は懐中時計真っ只中の時代、
時計はポケットの中に入れるスタイルが一般的でした。
ポケットの中にあるという事は
長時間、垂直姿勢で保たれている状態となるわけですが
そうなると一定方向への重力の影響を受けることになります。
機械式時計は、規則正しく伸縮するヒゲゼンマイによって精度が保たれますが
時計が垂直に立った状態ということは、地球の中心へ向かってかかる力(重力)がヒゲゼンマイにも加わり、たわみが生じるため、規則正しく伸縮することが難しくなってしまうのです。
その姿勢差による精度の乱れを解消するために開発されたのが『トゥールビヨン』です。
方法としては、調速脱進機(ヒゲゼンマイ・テンワ・アンクル・ガンギ車)を
1つのキャリッジにまとめて格納し、キャリッジ全体を一定の周期で回転させます。
常にヒゲゼンマイの姿勢を変えることにより、重力の影響を均等にすることができるため
安定した精度を保証されるという事になります。
現在は主に腕時計に搭載され、どちらかというと装飾的な部分と
これほどまでに難易度の高いムーブメントを作れるという事のステータスの意味合いが強いかもしれませんね。
長い歴史に紐づいたもう1つの意味合いもありますが
それはまた次の機会にご紹介したいと思います。
ともあれ機械式時計の中でも複雑機構の代表格『トゥールビヨン』は
「精密さ」や「複雑さ」「誕生した背景」など
小さなケースの中にたくさんの魅力が詰まった憧れの的。
なかなかお目にかかれるものでもありませんが
チャンスがあれば是非実物をご体感くださいね。
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