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前回は、時計の機構「トゥールビヨン」についてご説明いたしました。
今回は時計の機構の中でも、触れることが多い
「クロノグラフ」についてご説明したいと思います。
前回の『時計の機構』***Tourbillon トゥールビヨン***はこちらから
ギリシャ語のchronos(時間)とgraphos(書く)を合わせた言葉「Chronograph」。
クロノグラフとは、出来事の継続時間を計測し表示する計器の事。
1822年、フランスの時計師二コラ・マチュー・リューセックが
競馬のタイムを記録するためのものとして発明されました。
当時のものは、インクを垂らし経過時間を記録していたので
文字通り「chronos(時間)とgraphos(書く)」を合わせた計器といえます。
ちなみに遡る事6年、1816年にはルイ・モワネが1/60秒を計測できる
ストップウォッチを開発していました。
こちらはインクを垂らすというものではなく
現在のストップウォッチのしくみとほぼ同じく
スタートボタンを押し、ストップボタンで経過時間を計ります。
当時の技術で1秒を60分割して動かし、
計測できる機構を発明したのは本当に驚きですね。
現在、ポピュラーな機構となったクロノグラフはこのような経緯が始まりでした。
さてクロノグラフには、+αの様々な機能が搭載されているものがありますが
その中で代表的なものをいくつかご紹介いたします。
【フライバック・クロノグラフ】
計測中に、クロノグラフを動作させたまま
リセットボタンを押すだけで針位置をリセットし、
連続計測を可能とする機能を持つもの。
通常のクロノグラフでは、
スタート→ストップ→リセット→リスタートという一連の操作を行いますが、
フライバッククロノグラフでは、ストップとリセットが省略されリスタートが可能となります。
【スプリットセコンド・クロノグラフ】
ストップウォッチ用の針を2本持ち、
中間タイム(スプリットタイム)の計測などできる機能が搭載されています。
通常クロノグラフ針の他、
もう1本の針はスプリット針と呼ばれ
2本の針が、スタート・ストップボタンによって作動します。
スタート/ストップボタンを押すと2本の針が同時に動き、秒単位の計測を開始。
計測の途中でスプリットボタンを押すとスプリット針が停止します。
クロノグラフ針はストップボタンを押すまで、動き続けます。
【タキメーター】
タキメーターとは、「速い」という意味を持つ「タキ(Tachy)」と、
「計算尺」の意味を持つ「メーター(Meter)」が語源の
走行時速や平均速度を計測できる機能です。
例えば1㎞の距離を自動車などで走行したときの平均時速を計測できるので
時間とシビアに争うレーシングウォッチやパイロットウォッチなどに搭載されている機能です。機能的な部分ももちろんですが、スポーティなデザインが多いため人気です。
【テレメーター】
テレメーターとは、「遠く」という意味を表す「テレ(Tele)」と、「計算尺」の意味を持つ「メーター(Meter)」が語源の距離を計測できる機能です。
テレメーターは、光と音の速度差を利用して距離を割り出します。
そのため、テレメーターでできる距離計測は、「大きな音を発するもの」かつ「遠くから目視できるもの」と限定されます。具体的には、計測地点から光と音が確認できる花火からの距離や、雷の落雷地点までの距離を測ることが可能です。
テレメーターが単体で採用されることは珍しいですが、
BALLWATCHの「ストークマン ストームチェイサープロ」に搭載されています。
チャンスがあれば是非実物をご体感くださいね。
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